のんびり母さんです。
我が家には幼少期に自閉スペクトラム症の診断を受けた長男キミタロウと、発達障害の診断を受けたことはありませんが、たぶんADHD不注意優勢型グレーゾーンの長女キミコがいます。
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今春キミタロウは中学受験で最難関と呼ばれる中学に合格し、進学しました。
小学生にこんなに勉強させていいものだろうか、と中学受験を経験したことのない私はハラハラしながらはじめ見ていましたが、キミタロウはそんな私の心配をよそに、小6では1日8-10時間の勉強をしていました。
キミタロウを見ていて感じていたことは、彼は非常に努力をしましたが、素質的に中学受験に向いていた、ということです。
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妹のキミコはというと勉強内容がおもしろい!というよりも、現在キミタロウの通っている学校が近くの公立の中学に比べて校則が厳しくない、ということに興味・関心があるようです。
また、これは家庭環境の影響だと思いますが、私たち夫婦がキミタロウの中学受験で、勉強ができるようになると親が喜ぶ、という姿を見てきた、のもあると思います。
「私も中学受験する。」と本人も言い始めました。
キミコは小学生のなかでは、本をかなり読んでいる方だと思います。
キミタロウの療育に絵本が有効、と知った私は子どもたちにたくさん読み聞かせをしました。
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キミコはキミタロウよりも一人でよく読み、雑学知識はある方なので、中学受験という機会はキミコにとっても刺激的で興味深いものになるかもしれない。
しかし、私の目からはADHD不注意優勢型女子のキミコの中学受験勉強を進めるにあたって、キミタロウのときとはまったく様子が違うので、今回は親が気を付けたいと思うポイントを5つにまとめました。
環境の整備とルーティンの重要性
ADHD不注意優勢の子供は、予測可能で整然とした環境やルーティンを必要とすることがあります。
我が家では家庭内のルーティン(勉強を始める時間、食事・入浴・就寝時間などを決めるなど)を作り、予定の変更や移動を最小限に抑えるよう心掛けるようにしています。
またキミコの場合、勉強中そばに本やタブレットなどがあると、すぐにそちらに気をとられてしまうので、片付いた空間で勉強させる、という必要があるので、勉強する前に私はある程度部屋をチェックしています。
明確なコミュニケーションとルールの設定
我が家では、キミタロウにもしていたように、現在キミコはZ会
キミタロウのときは、私が何も言わなくても送られてきた課題にガガガガガと取り組み、「お母さん、添削問題出しておいて~」という様子だったのですが、キミコの場合は、集中力が続かないため、同じようにはいきません。
ですので、「1か月の間に送られてきた課題を終わらせるには、1日にこれだけやる必要あるよ」という説明を彼女にして、勉強を開始する前に、今日はどの範囲をするのか明確にしておくようにしています。
「勉強しなさい!!」というセリフを私が言わないように気を付けています。
褒め言葉を活用してポジティブな行動を強化する
ADHD不注意優勢タイプの子供は、自分が描いていたように勉強がはかどらず「自分って駄目なやつなんだ」と落ち込むことがあります。
親は「なんでそんなこともできないの!?」となじるのではなく、子どもの自己肯定感を高めるために褒め言葉を活用してポジティブな行動を促してあげることが大事です。
私はキミコがいつもよりもちょっと算数の問題を粘って考えた、とか、少し早く漢字練習を終えた、ということがあったら「やるね~、キミちゃん!」と声をかけるようにしたり、「この問題を解き終えたら、キミコの好きなアニメを一緒に観ようね!」と声をかけたりして実際に問題を解き終えたら「お~、よくがんばったね!一緒に観よう!」と実践するように心がけています。
彼らが成果を上げたり努力をした際には、具体的な行動を称えるようにしたいですね!
ソーシャルスキルの育成とサポート
ADHDタイプの子供は、ソーシャルスキルの発達において支援が必要な場合があります。
キミコの場合、お友だちが限定しがちなところがあり、特に仲がいいわけではない級友になにか話しかけられてもまるでその話を聞いていなかったのようにふるまうところがあります。
私は時々、家でもそのようにふるまうキミコに対して、「今、お母さんは無視されて悲しかったな。」と指摘し、こんなときはどのように人にふるまえばいいのか、話をすることがあります。
またPTAのスポーツ活動にキミコも一緒に連れて行き、親子同士で交流を図ることで、できるだけたくさんの子どもと交流する機会を作るようにしています。
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また、私はキミタロウが中学受験勉強をしていたころ、自宅でゲームをやることを子どもらにはよしとしていませんでした。
キミタロウは、中学生になった今もそれほどゲームは好きではありませんが、キミコは大好きです。
お友達の家でやってみたり、私の夫が好きでその様子を見ていたりしたのがきっかけでした。
自宅で1人でゲームをするのは今日やるべき課題が終わった後、お友達を家に招いてゲームをするなら何時までには終わる、など条件をつけて今はゲームを楽しんでいます。
ゲームは、私からみると、深い喜びを味わうには適していないんじゃないの?と思える面がありますが、友達との交流を増やす、という面でキミコには役に立ってるのかな、と感じます。
↓キミコがお友達と楽しんでいるゲームです。
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人間関係の豊かさは、子どもの心の安定につながります。
コミュニケーションや友情の重要性を教え、他の子供との交流や協力活動を促進する機会を提供しましょう。
自己管理のサポートと適切な休息の確保
ADHD不注意優勢タイプは、自己管理のスキルを磨く必要があります。
タスクの管理や時間管理のサポートを行い、適切な休息やリラックスの時間を確保することで、彼らの能力を最大限に引き出すことができます。
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中学受験は家族の大イベント。
本人にとっても、支える家族にとってもこの経験を幸せなものにしたいですね!